こども プロジェクト1





イエティくらぶは、子ども達に外遊びを通して新たな遊びの場と機会を提供する、会員制の自然学校です。
子どもとは、多くの人と出会い、様々な体験を共にすることで成長するもの、と考えています。 なので、イエティくらぶでは、自然という舞台で、子どもも周りの大人も一緒になって遊び、生活します。
そこにはもちろん楽しいこともたくさんあるけれど、思い通りにならないこともあります。
けんかもあります。泣いたり、怒ったり、笑ったり、みんなでぐちゃぐちゃになって遊びます。
それを通して「いろんな人がいるなあ」と多様な価値観を知り、人を思いやること、協力すること、自分の思いを伝えることはもちろん、自然の美しさ、危険への察知や対処といった直観力、創造的に発展的に遊ぶ工夫や未知に対する勇気を養います。
活動のキーワードは「大家族」「全開遊び」。
幼児から小中学生、ボランティアとして高校生・大学生・社会人、そしてお父さんお母さんも一緒に大家族のような大きな集団を作って、たくさんの経験・体験ができる濃密な場と機会を提供しています。
①イエティって何?
ヒマラヤに住むといわれる謎の生き物「ゆきおとこ」です。 
本当はいないかもしれない??? いいえ、きっといます。
たくさんの家族と一緒に山奥の洞窟でしあわせに暮らしているのです……。
見えないものを感じよう、想像しよう、心で感じよう……、そんな想いからつけれたクラブ名です。
②感じる心をはぐくむ
子どもに「未来を創造する力」を育むことが大きな目標です。
でも、そのためには、未来を夢見る・想像する力が必要です。
そして、想像できるようになるためには、子どもが本来持つ好奇心を刺激し、森羅万象に関心を持ち、人と人との関係性など多様なものに関わることによって養われる「感じる力」が必要です。
イエティくらぶでは、この「感じる力」をはぐくみます。
③情報過多な時代を生きるために……必要な直観力
インターネットに代表されるIT社会の中で、子どもであっても居ながらにしてあらゆる情報を手に入れることができるようになりました。
一方、様々な事件も多発し、何が正しいのか、何が真実なのかわかりにくい時代でもあります。
子ども達にとって何が自分にとって役に立つ・意味がある情報なのか?判断することが難しくなっています。 
情報の洪水の中で、生きてゆくためには、主体的に物事を決断できる直観力も必要です。
その直感力は、本を読んでも、インターネットで調べた実体験に基づかない知識では身につきません。体全体を持って感じる体験をすることによって養われると考えています。
④たくさんの人と関わるコミュニティで生まれる コミュニケーション力
人間関係性が希薄になったといわれています。人が他者に関わる力(聞く、話す、交渉する、話し合う、共感する、意見を言う等)が弱くなっている……、 その大きいな原因は、多様な人の集団(コミュニティ)での活動が少なくなって来ているにあります。  イエティくらぶは、人と人との多様な関係性を、多様な自然の中で創りだし、子ども達、関わるスタッフのコミュニケーション力を養う場でもあります。

五右衛門風呂


2011夏の信州こども山賊キャンプ


夏の信州こども山賊キャンプ持ち物一覧表(詳細)

* かならずお子様で荷物を用意してかばんにつめてください。
(持ち物に責任をもつことでキャンプ後の忘れ物を減らすことができます。)
* の持ち物はナップザックに入れてきてください。
* どんな小さいものにもかならず名前を書いておいてください。
* 写真はあくまでも参考ですので、各自お子様にあったものをご持参ください。

1.ナップザックナップザック大きいリュックの別に必要になります。
5、6年生のお子様などは学校で作ったものや小さめのリュックで良いかと思います。
マークのものはナップザックに入れることになるのでこれらが入る大きさが必要です。
2.大きめの
リュック
大きめのリュックバスを降りてから10分ほど歩くので両手があくほうがいいですよ。肩から下げるのと、両肩で背負うのではかなり重さの感じ方に違いがあります。特に低学年のお子様にはおすすめです!
3.水 筒水筒往きのバスで飲むお茶を入れてください。500mlのペットボトルでもOKです。中身が残ったら一日で捨てます。次の日からは施設設置のお茶タンクから山賊茶(カテキン入りお茶)を飲みます。ハイキングのときなどは、キャンプ場で用意したお茶を水筒に入れて持って行きます。
4.食 器食器食事の基本はごはん・汁物・おかずです。(もちろんカレーの時もあります!)おわん2つ・お皿1つ(おわんでもいいですよ!)・コップ・はし・スプーン・フォークがあれば十分です。プラスチック製のものをおすすめします。
野外で食事をするので、扱いやすいとお子様も安心です。
5.米1kgお米1kgお米1kgはだいだい7合くらいです。連続参加の人も1kgでいいですよ。
米のとぎ汁を第一次洗浄に使用します。
つまり、無洗米では、とぎ汁は出ません。
しかしながら、普段お家で無洗米を使用されている方は、わざわざ米を購入する必要はございません。
6.雨がっぱ雨がっぱ山の天気は変わりやすいです。
さらに、多少の雨の場合でも、野外で火をおこします。上下が分かれているカッパであれば、扱いやすいでしょう。しかし、ポンチョは火おこしの際火に当たりやすく溶けてしまいます。危険ですのでおやめください。
7.保険証
のコピー
保険証のコピー万が一けがをしたときには絶対必要です。
ただし使うことがないようにしましょう!また、緊急時連絡先も必ずお書きください。集合解散時や病院へ搬送することになった際に使用します。
受付時に集めます。
8.懐中電灯懐中電灯夜にはきもだめしや、ナイトハイクを行うこともあります。

懐中電灯をつけると、ついつい遊んでしまいますよね(笑)
便利な道具ですが、人の目にあてないようにしましょう。
9.新聞紙新聞紙一枚あれば良いです。火おこしにも使えますし、雨の場合は水を拭取ることにも使えます。
10.帽 子帽子熱中症予防のために、必ず持ってきてください。
帽子がなければ外で遊べません。帽子がないだけで、自然体験では大きなリスクになります。
11.半そで
・短パン
半そで・短パン泰阜村は信州の中でも南に位置します。
天気予報も名古屋あたりを参考にすることもあります。
日中は暑いので、泊数分ご用意ください。
12.長そで
・長ズボン
長そで・長ズボン朝晩は冷え込む場合もあります。お盆過ぎの組に参加される方は、さらに冷え込む場合もございますので、トレーナーがあると安心です。
また、山の中のキャンプ場ですので、蚊などの虫もいます。虫除けにも長袖・長ズボンが必要です。多くは必要ありませんが一組は必ずお持ちください。
13.化繊のTシャツ筆記用具夏の日差しはとても強いです。川遊びの時などに水着の上から着られるTシャツを1枚余分にお持ちください。化繊だと乾くのも早いので便利ですよ!
14.下 着下着泊数分あれば安心ですね。
15.水 着水着夏といえば川遊びです。水道水に使えるような透明な川で遊べます。何を忘れてもこれだけは忘れないようにしましょう。
ゴーグルもあると、川の中の魚をのぞいたりできますよ!
16.軍 手軍手火をおこす時や、工作の時に必要です。
化繊のものは溶けてやけどの原因になります。
必ず純綿の軍手をご用意ください。
17.サンダルサンダル必ずかかとが止められるものにしましょう。
川には岩や石が当然あります。歩きやすいものでなければ、お子様も思いっきり遊べません。ですので、しっかりと足にとめられるサンダルが良いですね。アクアシューズでも構いません。
18.運動ぐつ運動ぐつ外で焚き火をしたり、ハイキング時には必ず必要になりますので必ず持ってきてください。
※集合時にはいてきてくださいね。
バス到着後歩くのでくつをはいてきて、サンダルを荷物に詰めてくることをおすすめします。
19.寝 袋寝袋基本的にどんなものでも構いません。
夏用の薄手のもので十分です。冬用のものを持っている方の場合は、寝袋に入らずに体の上にかけるように扱えば問題ありません。
20.ビニール袋ビニール袋汚れ物を入れたり、ぬれてしまったものを入れたりします。
ものを区別するのに役立ちます。
21.タオル・バスタオルタオル・バスタオル川遊びの後やシャワーの時に使います。
シャンプーや石鹸はこちらにあるものを使います。
22.名 札名札どんなものでもいいです。学校の名札の中身を入れ替えてきても良いし、
これを機にお家で作っても良いですね。
自分が呼ばれたい名前(キャンプネーム)を書いて、集合場所からつけてきてください。
23.洗面道具洗面道具ハミガキセット・タオル・バスタオルです。
川遊びや最終日のシャワーでタオルを使います。
また、毎日のハミガキや洗面でも必要ですね。
24.筆記用具筆記用具キャンプでできた友達と住所交換したり、絵を描いたりします。キャンプから帰った後で、山賊キャンプ事務局に住所のお問い合わせをいただくこともあります。個人情報保護法などの法律により、お答えできないことをご理解ください。
<< ひつようならもってきてね! >>

■常備薬(いつも飲んだり、塗ったりするお薬がある人はかならず持ってきてね。)
■虫よけ(虫にさされやすい人は持ってくるといいよ。)
■ゴーグル(とってもきれいな川だからあると川の中がのぞけるよ。)
■その他(何かないと困るものは持ってきて。)

<< これは絶対もってきちゃだめだよ! >>

■おかし・ジュース(これは準備しておくから心配しなくていいよ。)
■おもちゃ(テレビゲームなどのおもちゃはお家へ帰ってからやってね。)
■カメラ(カメラより目や心に風景や想い出をきざんでいってほしいんだ。)
■余分な衣類(着ない服は荷物が重くなるだけ。自分でリュックを背負えるだけの量にしてね。)
■宿  題(キャンプへ来る前に終わらせるかキャンプが終わってからやってね。)
■現  金(なくしたりすると大変だから持ってこないでね。)
■時  計(時間にとらわれないキャンプがしたいのでもってこないでね。)
■携帯電話(キャンプでは使わないからもってこないでね。)
■親の期待
  • 荷物を入れる大きなリュックについて:自分で運べるサイズの大きさと荷物の量ならどんなものでもOKだけど、バスを降りてから10分ぐらい歩くからなるべくなら肩に背負えるリュックがおすすめだよ!
  • 洗濯について:連続参加の人はキャンプの途中で洗濯の時間をとるよ。(洗剤や洗濯バサミは洗濯場にあるよ!)
  • その他何か質問があればTEL・FAX・E-mailにて受付ます。お気軽にどうぞ!
    (受付時間午前10時~午後7時・土日祝日除く)
  • 万が一持ってきてはいけないものを持ってきた場合、キャンプの趣旨を鑑み、期間中、主催者で預からせていただくことがあります。また、なくしてしまった場合には、責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。



山賊キャンプHOME
夏休み!自然体験山賊キャンプ
夏休み 自然体験 キャンプ
夏休み 自然体験

夏休み!全国の小学生・中学生の子どもたち!信州・長野県で自然体験キャンプをしよう!

きれいな山や川の中で仲間たちと協力して暮らし、めいっぱい遊ぶ。
夜はこぼれてきそうな星空を眺めながら流れ星を探し、仲間と語らい、そして眠りにつく。
そんな素朴な自然体験ができるのが「こども山賊キャンプ」です。
今年の夏は29コース(2泊~11泊・4種類)のサマーキャンプをご用意しました。

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!



山賊キャンプ資料請求・問い合わせ
※山賊キャンプ事業収益金の一部は東日本大震災の被災支援金として使われます。
また私たちNPOグリーンウッドは教育活動を通して、長期的な被災者・被災地支援を行ってまいります。
  ⇒NPOグリーンウッドの震災支援についてはこちら(ブログ)をご覧ください。

※山賊キャンプスーパーコースは2007年度フジテレビ
『2007 たけしの日本教育白書 直前スペシャル』で紹介され、大きな反響を呼んだ教育キャンプです。

※2011NPOグリーンウッドの自然体験キャンプ(山賊キャンプ)は文部科学省の後援を受けております。
山賊キャンプヘッドライン

山賊キャンプニュース2011夏の信州こども山賊キャンプ 各組の様子
夏の信州こども山賊キャンプ 持ち物一覧表(詳細)
キャンプ『想い出会(報告会)』について
山賊キャンプニュース■山賊キャンプNEWS NO.3
『もうすぐキャンプ開始!こどもたちへ参加に向けた心構え』
※2010年度のキャンプの様子(ムービー)
キャンプニュース一覧
だーっの人間の土台をつくるねっこ教育
~山賊キャンプ情報も更新中~

山賊のおきてキャンプ各コース山賊インフォメーション
こども山賊キャンプに参加するために1番大切なことが書いてあります。
必ず読んでくださいね!

●山賊のおきて













今年のこども山賊キャンプは全部で29コース!

●こども山賊キャンプ基本体験メニュー
●スーパーメニューについて

●ベーシックコース 12コース
●チャレンジコース 11コース
●スーパーコース 4コース
●ミステリーコース 2コース








●最長老だいちより
●山賊キャンプ「3つのクオリティー」

●インターネット割引について

●山賊Q&A
●キャンプ『説明会』について
●キャンプ『想い出会(報告会)』について●他インフォメーション
 ・想い出はがき大募集
●山賊キャンプニュース
●山賊キャンプ資料請求
・『2011年の夏の信州こども山賊キャンプ』の資料送付は終了しました。




キャンプフィールドキャンプスタッフキャンプ主催者
こども山賊キャンプでみんながキャンプをする場所について紹介します!

●キャンプフィールド







こども山賊キャンプのキャンプスタッフを紹介します!

●キャンプスタッフ







こども山賊キャンプの主催(運営をしている)団体であるNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターを紹介します。

●キャンプ主催者
●暮らしから学ぶ『ねっこ教育』
●主催者NPO法人グリーンウッド自然体験教育センターHP



募集要項キャンプ申し込み各種ダウンロード
●こども山賊キャンプの詳細【募集要項】

⇒お申し込みをされる方は必ずお読みください。










インターネットよりのお申し込みは割引があります。

●キャンプ申し込みについて

●参加申し込み時よくあるQ&A








●各種ダウンロード

●申込書 PDF形式(21.7KB)のみ

●募集要項 PDF形式(1.96MB)のみ

●キャンプ冊子 PDF形式(5.36MB)
⇒郵送にてお送りするものと全く同じとなりますが、大変大きなファイルサイズですのでダウンロードに時間がかかります。
申込書や募集要項も含まれております。



2010年度の様子2011年度の様子個人情報について
●昨年度(2010年度)こども山賊キャンプの様子がご覧いただけます。


●昨年度(2010年度)こども山賊キャンプの様子ムービーがご覧いただけます。






●2011年度山賊キャンプの様子











○こども山賊キャンプへのお申し込み及び資料請求に際し当センターがお受けした個人情報の取扱に関する方針が明記してあります。








夏休み 自然体験 キャンプ

<各種お問い合わせ・資料請求先>
〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6342-2
NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター こども山賊キャンプ事務局
TEL:0260-25-2861 FAX:0260-25-2850 e-mail:sanzoku@greenwood.or.jp



山村留学・だいだらぼっち
山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学・暮らしの学校 だいだらぼっち 資料請求・お問い合わせ

山村留学・だいだらぼっち

山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち
山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち
山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち


山村留学。 
山村留学・一年間の暮らし中で積み重ねる失敗と成功は
自分で生きるたくましさと仲間のことを考える思いやりの心を培う。
小学生、中学生、仲間と共に暮らす一年間!!

NPOグリーンウッド受賞歴
山村留学・暮らしの学校だいだらぼっち トピックス
山村留学・暮らしの学校だいだらぼっち5分でわかる
山村留学 だいだらぼっちで大切にしていること
山村留学・暮らしの学校だいだらぼっち2011山村留学の日々の様子
※スタッフが綴る山村留学こどものたちの生活の様子
山村留学・暮らしの学校だいだらぼっち2012年度 募集概要
※2012年度参加者のお申し込み開始は2011年9月1日です。
山村留学・暮らしの学校だいだらぼっちとは?山村留学・暮らしの学校だいだらぼっち 主催者暮らしの学校だいだらぼっち 暮らしについて
●理念
●5分でわかる
だいだらぼっちで大切にしていること

→ どのようにしてねっこを育てるのか?
→ ねっこ教育の効果
●だいだらぼっちの沿革

→だいだらぼっちに至るまでの決意
●施設・周辺施設
●アクセス
だいだらぼっちを主催(運営をしている)団体であるNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターを紹介します。

●だいだらぼっち主催者
●主催者NPO法人グリーンウッド自然体験教育センターHP
●主催団体受賞歴
●主催団体マスコミ掲載歴
●だいだらぼっちスタッフ
だいだらぼっちではどんな生活をしているのご紹介します。

●年間スケジュール
→活動・アクティビティ
●一日のスケジュール
 →日々の生活
●学校について
●地域(泰阜村・田本地区)について
●だいだらぼっちQ&A
山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち
暮らしの学校だいだらぼっち 募集要項暮らしの学校 だいだらぼっち 参加をお考えの方OB・OG・保護者の声
●2012年度 募集概要
→2012年の申し込み開始は9月1日からです。
参加をお考えの方はこちらをご覧ください。
●参加をお考えの方
●参加までの流れ
●見学について 
●説明会について
●参加希望の保護者の方へ
●だいだらぼっちのOB・OG・保護者の声をご紹介

●だいだらぼっち 卒業生の進学先(大学)
山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち
だいだらぼっち 日々の生活お問い合わせ・資料請求
スタッフが綴る山村留学こどものたちの生活の様子
●2011年度

●2010年度
●2009年度
●2008年度
●お問い合わせ・資料請求
●資料請求お問い合わせフォーム






山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち

* 資料請求・お問い合わせ *

〒399-1801  長野県下伊那郡泰阜村6342-2
暮らしの学校「だいだらぼっち」 担当:齋藤
TEL:0260-25-2851  FAX:0260-25-2850
e-mail:daidara-info@greenwood.or.jp  



だいだらぼっちで大切にしていること     

人間の土台をつくる “暮らしから学ぶ ねっこ教育”

     
ねっこ教育とは
環境破壊、食糧問題、戦争など今の地球規模での課題は山積みです。また、ニート・フリーターの増加、大人の倫理観が問われる時代にもなりました。このような社会で、今のこどもたちに本当に必要な力はなんでしょうか。それは、自らの力で人生を切り開く力であり、自分たちで社会をつくりあげる力です。こどもたちが同一の価値観ではなく、多様な価値観を持つことが未来をつくることにつながります。そのために必要なのは、人間の土台となる3つの心を育むこと。これを人間の土台をつくる「ねっこ教育」と言います。
~3つの根っことは何か?~
未来をつくる人になるために必要な3つの心

感じる心
楽しむ心
生み出す心
どんな立派に葉を茂らせている木でも根っこが弱ければ、嵐や災害で倒れてしまいます。昨今は、スキルやテクニックの力ばかりを伸ばしている風潮はないでしょうか。学力があっても自立できない。体力、行動力、段取り力など身に付けても、その力を人のために使うのか、それとも・・・。身に付けた力を発揮するには、正しく使うための心が必要です。
こどもたちの人生も親から手を離れ、1人で船出をするためには、太く、長い丈夫な根っこを持つことが大切です。しっかり育った根っこの分だけ、木は枝を伸ばし、葉を茂らせ、実を生らせます。人生を生み出していくこと、身に付けた力を社会のために使うこと。それには、「感じる心」、「楽しむ心」、「生み出す心」が必要なのです。

感じる心
 人や自然から様々なものを感じ取る力。それが感性です。
感性を育てることは、愛情を育て、他者や物に対してもやさしさや慈しむ心を持つ土台となります。
だいだらぼっちの生活は山から薪をもらい、田畑を耕し、土を練って焼き物を作る、自然とつながる暮らしです。
そんな中で自然とつながり、生かされている自分を感じていきます。
また他者の気持ちを感じる心は思いやりを育て、社会のおきてを知る土台となります。こどもは自分の主張を押し付け、なんでも自分の思い通りにしたがるものです。しかし、だいだらぼっちの共同生活を通じ、ぶつかり合いや助け合い、支えて合いを学びます。自分と違う価値観や、自分の過ちを知り、そして日常からは支えあいややさしさを知り、他者や社会と関わりながら生きるための大切な心を育てます。
楽しむ心
 どんなことも楽しむ心は前向きな力を育てます。
だいだらぼっちでは毎日の食事作りやお風呂焚き、それに伴う作業など大変なことがたくさんあります。
その時だいだらぼっちのこどもたちは、「どうやったら楽しくできるか?」を考えます。時に薪割りでどれだけ多く割れるかを競争したり、しりとりをしながら薪を運んだり、苦しさを楽しさに変えていきます。またそうするうちに苦労を乗り越えることが、本当の楽しみだと気づくのです。
時に失敗することもあります。しかし失敗は成功するための過程であり、失敗があるからこそ、成功することが真の喜びであり、楽しみとなるのです。トライ&エラーを繰り返し、失敗への耐性を身につけ、乗り越える楽しさを知ること。こども時代の失敗だけが未来の大きな壁を乗り越えるための原動力となりうるのです。
生み出す心
 遊びや楽しみもゲームやインターネットなど与えられることが多く、時に人生の節目となる学校や就職すら周囲の多大なサポートなしでは達成できない現代社会。自分の人生を自分が主人公となり歩むためには、自ら創り出す力が必要です。
だいだらぼっちの一年間の予定は全くの白紙からスタートします。
そこにやらなければならない仕事(薪作業や田んぼ、畑など暮らしを支えること)、そしてやりたいことを書き入れていきます。こどもの「やりたい」と思う気持ちは前向きなパワーとなり、自らの「夢」を生み出します。「夢」はこどもの心の活力となります。
どのようにしてねっこを育てるのか
 ねっこ教育の効果


どのようにしてねっこを育てるのか     

 ねっこ教育とは?
だいだらぼっちは、泰阜村という土壌に根付き、こどもたちのねっこの心を育みます。
例えば、「公園では騒いではいけません」という看板があるところで、こどもたちがノビノビとできるでしょうか。
地域の方がこどもの育ちを見守ってくれること、そしてのびのびと遊ぶ場と、恵みを与えてくれる豊かな自然が泰阜の土壌にはあるのです。
その泰阜村でこどもたちは、だいだらぼっちの暮らし5箇条(話合う、創る、働く、遊ぶ、関わる)に即して一年間を過ごします。しかしプログラムは大人が用意しません。すべてこどもたちが主体で一年間のプログラムを話し合いで作っていきます。
この暮らしが、こどもたちのねっこの心を伸ばし、様々な力を身に付けさせ、そうして、未来をつくる人となり、社会のために貢献していくのです。
3つの心と5箇条が生まれた訳
25年間の実績と、約360人のだいだらぼっちのこどもたちが教えてくれたことは、未来をつくる人になるために大切なのは、3つの心の根っこをのばすことでした。
だいだらぼっちで過ごして来たこどもたちは、同じような人生を歩んでいるわけではありません。みんなそれぞれの道を歩んでいます。なぜなら25年間で培われたねっこ教育は、こどもたちを同じ価値観にするマニュアル教育ではなく、自分で「感じ」、自分で「生み出し」、「楽しんでいく」、つまり自分の人生を豊かに暮らすための、人間の土台を育む教育だったのです。この教育の考えは、25年間の歴史と、360人を超す参加したこどもたち、その保護者の皆様たちと作られていったものなのです。
      ねっこ教育の効果


     

ねっこ教育とは?
どのようにしてねっこを育てるのか
日本全国同世代の海外留学率は約12%。だいだらぼっち経験者の留学率は25.6%。グローバルな視点を持つため、海外留学にチャレンジし見聞を拡げるこどもたち。まさに自分で人生を創り出しています。

もちろん人にもよりますが、だいだらぼっちで暮らすことによって、学校の成績が上がっているこどもたちも多くいます。難関校にチャレンジし合格したこどもたちが言うには、「何のために勉強するのかを考え、目標を持ってチャレンジすることが楽しくなった。」「段取りをとって計画的にやれるようになった。」「勉強はあくまでも夢をかなえるための通過点。」「日々の生活で頭を使っているから、自然に勉強もできるようになる。」「ただ単純に色んなことを知りたいと思うようになった。たくさんの経験が興味関心を拡げてくれた。」と様々です。もちろん勉強ができる子ばかりでなく、苦手なこどももたくさんいますが、それぞれの得意なこと、好きなことに力を注ぎ、その分野で活躍しています。ねっこを伸ばすということは、一生分の価値があるかもしれません。

(注)勉強や体を動かすことなど苦手なこどももいますし、得意なこどももいます。学力だけで判断する訳ではありませんが、この件についてのお問合わせも多いので、傾向を出させていただいております。全てのこどもが同じような結果が出る訳ではありません。
京都大学・大阪大学・名古屋大学・北海道大学・滋賀大学・静岡大学・岐阜大学・熊本大学・東京芸術大学・早稲田大学・上智大学・青山学院大学・同志社大学・関西学院大学・立命館大学・日本大学・駒沢大学・成城大学・法政大学・文京大学・中京大学・東海大学・日本福祉大学・千葉経済大学・文京女子大学・玉川大学・和光大学・多摩美術大学・桜美林大学・BTT大学・東洋大学・文化服装学院・東京福祉大学福祉専門学校 他 アメリカ、メキシコ、オーストラリア、アイルランド、カナダ、イギリス・イタリアなどの海外の大学や専門学校など
・ 民間企業 
・ 公務員(国家、地方、教員、保育士など)
・ 自営業経営者


法律事務所・運輸業・テレビ局・証券会社・クリーニング店・旅行観光業・飲食店・不動産関係・竹細工職人・造園業・測量・看護士・演劇講師・農家・建設業・占い師・陶芸家・タレント・行政書士・リサイクルショップ・介護福祉士・金属加工・製薬会社・旅行会社・塾講師・日本人学校教師・大学講師・家具店・バイクレーサー など


25年の活動でありますが、特にNPO法人化した2001年以降、第三者からの評価は高まりました。
いかにこどもたちに良質な体験を与えられるか、と考えてきた結果、教育賞から始まり、地域づくりについても評価されました。マスコミの取材もNHK、フジテレビ、日テレなどのテレビ局、新聞では全国紙や地方紙で掲載されています。ただ単に一過性の取材ではなく、取材してくれた方たちがだいだらぼっちの重要性を理解してくださり応援団になってくれています。現代社会の情報におけるプロであり、様々な教育現場を取材して来られたマスコミの皆様が、「今の時代にこそ、だいだらぼっちの教育が必要」と応援してくださることで、他に類を見ない実績を残しているのです。
ねっこ教育の効果
360人を超えるこどもたちの話を聞いていくと、ねっこ教育の効果は即現れるような力だけではないということです。大人になり、親になり、ビジネスの現場で、自分の考え方の原動力になっているのはだいだらぼっちでの経験だったことに気がついていきます。目の前の結果で判断するのならば、それはテクニックやスキルを見ているだけに過ぎません。
進学先や就職先の結果をみてわかることは、「みんな違ってみんないい」という様々なやりたいことをやっていること。同じ土壌でも、すばらしき個性を持った様々な花が咲くのです。やりたいことをやれることが幸せだと感じること。壁にぶつかりながら苦悩することもあるでしょう。その中で、ねっこ教育の体験がつながっていくのです。
さあ、だいだらぼっちに興味を持った瞬間からねっこ教育の入り口が開いています。
こどもたちはどんな未来を創るのでしょうか?そのために親として何をすべきか?
ねっこ教育の考えでは、保護者の皆様も土壌の一部です。良質な土壌として、こどもたちのねっこを伸ばすためにできることは何でしょうか?
次の一歩を踏み出そうとしているこどもがいれば、この瞬間からねっこ教育は始まっているのです。
 こどもの伸びようとする力を信じ、親子で話合い、結論に責任を持つ。こどもだけではなく、大人もねっこを伸ばしましょう!

だいだらぼっち 募集要項
 ■暮らしの学校『だいだらぼっち』2012年度 募集概要  
※2012年度の募集は9月1日より受付を開始します。
1.名  称
暮らしの学校 だいだらぼっち
2.体  制
主 催:NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター
後 援:長野県・長野県教育委員会・泰阜村・泰阜村教育委員会
3.場  所
〒 399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6218-22
「暮らしの学校 だいだらぼっち」
4.期  間
2012年4月1日より2013年3月31日までの1年間
(2012年度の実際の活動は2012年4月1日頃に集合、2013年3月20日頃に終了する予定です。)
5.形態
長期滞在型教育プログラム。
6.定員
定員およそ20名
7.応募条件
  1. おおよそ小学3年生から中学2年生までで、心身ともに健康である者
  2. 自分から参加を決意した者であること
  3. 保護者・本人が暮らしの学校の趣旨をよく理解していること
  4. 泰阜村の小・中学校に通うこと
  5. 所定の事前合宿(本人のみ)および親子面接合宿(保護者も参加)に参加すること
8.参加費
●契約時納入金 30万円(継続参加者15万円)
●月額負担金 83,000円
※2011年度について、上記参加費に対し一部泰阜村の助成を受けて設定しておりますので、実際の負担額は
67,000円となっております。
※上記助成額は泰阜村行政の状況により年度ごとに変わる可能性があります。
●別途、個人費(学校の諸経費(学年費、給食費等)や医療費、個人活動費など)が必要となります。
9.申込期間
●第1次募集:本申し込み期間 2011年9月1日~2012年1月20日(期間内に面接合宿を終了予定)

●第1次募集で定員にならなかった場合のみ、2次第募集を行います。
10.参加まで
まずは、「暮らしの学校参加仮申込書」をお送りください。その後、次の段取りを経て参加を決めます。
暮らしの学校だいだらぼっち参加までの流れをご確認ください。
11.一番大事なもの
やる気
12.もってきてはいけないもの
親の期待
13.その他
  1. 見学は随時予約受付(食事・宿泊など実費のみ)、体験合宿は1泊2日以上(ご本人のみ1泊8,000円、付き添いの方は実費のみ)で随時予約受付しております。2週間前までにお申し込みください。
  2. 詳しい暮らしの学校説明会を東京と名古屋で1月に開催する予定です。
14.申し込み・問い合せ先
お問い合わせは、下記までご連絡ください。

〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6342-2
NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター 暮らしの学校 だいだらぼっち係
TEL:0260-25-2851  FAX:0260-25-2850
e-mail daidara-info@greenwood.or.jp(担当/西尾)
(受付時間 / 電話平日10:00~19:00・土日はお控えください FAX・メールは24時間可)

ジュニアリーダー育成

ジュニアリーダー育成

目的

参加者と違う立場でキャンプ事業に参加し、
集団活動やボランティア活動の
楽しさを経験することにより
責任感・連帯感・社会性を養うこと。
また参加者自身の自主性・自発性を尊重し、
野外活動に必要な知識・技能の習得を目的としています。
楽しいことばかりではなく、
達成することの喜びや苦労することの
大切さなどを学んで頂き、
将来自分の理想とする
のあっくカウンセラーとなることを目指しています。

対象

のあっくの宿泊伴うキャンプに2回以上参加、もしくは日帰りのキャンプに3回以上参加し、
将来ボランティアカウンセラーを目指すもの
新小学6年生から中学3年生 10名
ジュニアリーダー育成
ジュニアリーダー育成

参加費

38,000円(年間を通して)
・年間を通してプログラミングされていますので、一度納入された参加費に関しては、
理由の如何に問わず返金は出来ません。
ジュニアリーダー育成
ジュニアリーダー育成






今、話題のスポーツ鬼ごっこ!!

鬼ごっこ協会おススメの鬼ごっこ

年齢、性別、運動神経は関係なく誰でも楽しめます!

 子どもの頃、日が暮れるまで公園や原っぱでみんな遊びましたよね。鬼ごっこをしたり、おままごとをしたり、かくれんぼをしたり・・・。鬼ごっこは、日本の子ども達が一番小さい時に遊んだ「遊び」と言われています。その鬼ごっこを、当協会では「スポーツ型」の新型鬼ごっことして行っています。
IMG.jpg
(東京中日スポーツ新聞)
(朝日小学生新聞)
朝日小学生新聞.jpg

目指すは!「鬼ごっこのワールドカップ」

人が直に触れ合う心身のコミュニケーション
道具がほとんどいらなくて、広い場所があればいい

 鬼ごっこ協会は、鬼ごっこを世界に広めていきます。そして、目指すは鬼ごっこのワールドカップです。世界には、お金持ちの国から貧しい国まで色々ありますが、鬼ごっこは道具もいらなくて、広い場所さえあればできるので、どのような国にも笑顔を届けることができます。また、スポーツ・遊びを通してコミュニケーションが簡単にとれるので、異文化交流のきっかけにもなります。

世界中の子供が鬼ごっこをするのはなぜか


島田将喜(京都大学大学院理学研究科人類進化論研究室)
要旨
鬼ごっこは世界中の子供たちが好んでする遊びである。もっとも単純なものであっても鬼ごっこには規則がある。しかし鬼ごっこが世界的に広まっている現状を説明するには「ヒトはもともと子供の時には鬼ごっこをする動物である」という仮説の方がそれが一つの地域から伝播したと考えるより合理的だ。餌付けされたニホンザルのコドモたちは一つの物を持ち手を交代しながら遊ぶ「枝引きずり遊び」をする。この遊びには「物の持ち手は逃げ、その他の持たない方は追いかける。物を奪ったら逃げ手になる」という規則があると考えられた。こうした規則とそれによって生じる構造上の類似性などから、枝引きずり遊びは鬼ごっこの原形の起源であると考えられるのである。規則のある遊びはサルでもヒトでも生得的にできるわけではないが、「ゆとり」がある集団では自然に生じると考えられた。枝引きずり遊びのような遊びが、ヒトという種が起源してからは様々なヴァリエーションを生じ、鬼ごっことして現在の世界的分布を保っていると考えられる。

はじめに

絵巻物「鳥獣人物戯画」やブリューゲルの絵画「子供の遊戯」に描かれた遊びの数々を、自分の子供時代を想い起こしつつ眺めていると、その遊びの多彩さに目を奪われると同時に、洋の東西、時代の前後を問わず様々な遊びがよくもこんなに似ているものだと関心してしまう。地球上の異なる文化 ・地域集団において、その集団に独特な遊びがあると同時に、集団間でよく似た遊びが同時的 ・通時的に見られるという現象が、様々な遊びに関して知られている(青柳1977、大林他1998、ホイジンガ1938、森1989)。
こうした遊びの一つに「鬼ごっこ」をあげることができる。様々なヴァリエーションがあるもののこの遊びは世界各地から多くの現地調査者によって報告されている[1](大林他1998)。また現在の子供たちだけでなく、古くから日本、中国、欧州などの地域に鬼ごっこがあったことが知られているし、もちろん「鳥獣人物戯画」や「子供の遊戯」にも描かれている(小松1987、酒井1935、松浦1907、森1989、柳田1976)。鬼ごっこが見当たらない民族集団はどこにもないかのようだ。
なぜ鬼ごっこは世界中の子供たちの間でこれほど一般的なのだろうか。


鬼ごっこの原形

鬼ごっこのヴァリエーションは世界中に無数にあるが、それらの全ては、遊びの形式がもっとも単純な「原形」に様々な要素や条件を加えることで派生したものと捉えることが可能である(半澤1980)。そして次のような鬼ごっこがその原形であると考えてよい。
「何人かの子供たちの中の一人が鬼になり、その他の子供は、全て子(逃げる人)になる(相補的役割)。鬼が子たちを追いかけて、その中の一人を捕えれば、捕えられた子が新しく鬼になって交代する(交代)。」
おそらくこの記述でイメージされる遊びが、もっとも一般的な鬼ごっこではあるまいか。この記述の重要な点は、第一に鬼ごっこの原形が遊びとして成立するためには、「相補的役割」だけでなく、その「交代」を定める規則という少なくとも二つの規則が遊ぶ子供集団に共有されていることが必要なことである。そして第二に「鬼」とは単に追いかける役割の名前であり、日本ないし東洋に独特な民俗学的概念としての 「鬼 」(折口2000)はここでは第一義的ではないという点である。
もっとも単純な鬼ごっこの原形にも規則があり、複数の子供が単に「走る」ことによって成立する「追いかけっこ」とは異なる(神田1991)。規則があることで、全体として一対多(鬼対子)の追いかけっこという形式を、コドモたちが持続することが可能になっているといえる。
以下では鬼ごっことは、「追いかけっこ」に複数の「規則」を加えることで持続的になった遊び、と定義する。


鬼ごっこ起源の仮説

鬼ごっこの世界的分布を説明するには、ある地域から他の地域に伝播したと考えるよりは、「ヒトとはもともと子供の時には鬼ごっこを行う動物である」と考える方が合理的である(Brown,1991)。
この説が正しければ、鬼ごっこの起源はヒトの起源より古いかも知れず、その場合ヒトと祖先を共有している現生の動物種にも鬼ごっこが観察される可能性がある。動物の遊びにおいて発見されるであろう鬼ごっこは、その原形に近いものであろうと予測される。
本エッセイでは筆者の研究対象であるニホンザルの遊びを概括し、予測を検証することで鬼ごっこの謎に迫ってみる。


ニホンザルの遊び

サルもアカンボウ(0歳)やコドモ(1~3歳)のうちはよく遊ぶ。野猿公園で観察していると、コドモたちが実に多様な遊びをするのにすぐに気がつく。広場や木の中、池の中など様々な場所で遊ぶ。一人で寝転がったり、走ったりする「移動運動遊び」はもちろん、石や人が捨てたゴミなどを弄って遊ぶ「対物遊び」も観察される(伊谷1954)。
遊びの中で、もっともダイナミックで観察者の目を惹くのは、複数のコドモが公園内の様々な場所を走り回ったりして遊ぶ「社会的遊び」である。実際多くの霊長類のコドモは、「追いかけっこ」と「取っ組み合い」という2つの代表的な要素の繰り返しで構成された社会的遊びを頻繁に行うことが知られている(早木1990、Fagen,1981、Symons,1978)。
このように、規則のない追いかけっこはヒトを含む多くの霊長類に共通の遊びの要素といえるのだが、ニホンザルの社会的遊びの中に、鬼ごっこのように規則を持つ遊びは存在するのであろうか。


嵐山E群の「枝引きずり遊び」

京都市の嵐山モンキーパークいわたやまに餌付けされたサルの集団、嵐山E群[2]では、一つの物、多くは木の枝(ただしペットボトルなども好んで選ばれる)を奪い合って遊ぶ様子が観察される。枝を持つ方は取られないように逃げるし、一頭または複数の枝を持たない方は追いかけて取ろうとする。持つ方は枝を口にくわえて逃げることもあるが、自分の体より大きい葉ぶりの立派な枝なら手で引きずって全力で逃げる。
一般にニホンザルのオトナは一度誰かに帰属した物を巡って争うことはしない。またコドモ同士が物を巡って「本気の喧嘩」をするのは一度も観察されなかった。これらのことからコドモたちは遊んでいるのだと判断できる。この「枝引きずり遊び」は、一旦誰かが始めると、沢山の個体が参加と離脱を繰り返し、累計すると10数頭ものコドモたちが長い場合20分以上も一つの物を巡って熱中することさえある[3]
この遊びには明確な規則性がある。筆者が2000年度に実施した調査によれば、その規則性とは「物を持つ一個体は逃げ、物を持たないその他の個体は追いかける。持たない方が持つ方を追いかけて、物を奪えば、奪った個体が逃げる方になる」というものである。いわれてみれば当たり前のようだが、このことは決して当たり前には生じない。
まず、0歳は枝を持っている個体を追うことも、自分が持ち手になって逃げることもしない。1歳は追い手になることは多いが、奪った時直ちに逃げることをあまりせず、物の持ち手になって逃げるのはうまくない。すなわち枝引きずり遊びは、生得的にできるわけではなく、加齢に従いできるようになってゆく。
この遊びが生じるには、物に対する興味が持続することが必要であるが、その対象が何であってもよいというわけではない。実際枝が折れるなどの理由を除いては、同時に二つ以上の物が遊びに使用されることはめったにない。つまり彼らは誰かが持っている、「他でもないその物」だけを遊びに媒介させているのである。
またこの遊びが持続するには、物を持つ方が、持たない方から完全に逃げ切ってしまってはいけないのだが、そういうことはほとんどない。逆に追いかけてくる個体がいなくなると、物を持つ個体は、物に対する興味を失うか、自分で誰かに近づいて追いかけっこを促すことがある。つまり物の持ち手は自分の「逃げる」役割を実行しようとしているかのようだ。
これらの観察から枝引きずり遊びには、「物を持つ一個体が逃げ手、その他の持たない方は追い手」という相補的役割があり、「物の持ち手が交代すると役割も交代する」という交代の規則もあるといってよく、コドモは物と役割の間の関係を学習してできるようになると考えられる。


枝引きずり遊びと鬼ごっこ

サルの枝引きずり遊びとヒトの鬼ごっこの原形を比べてみると、違いは数多い。枝引きずり遊びの場合、役割を定めているのは物であるが、鬼ごっこでは「鬼」という言葉である。枝引きずり遊びでは逃げ手が一頭でその他が追い手であるのに対し、鬼ごっこではその逆である。また枝引きずり遊びでは、遊びへの参入も離脱も自由だが、普通鬼ごっこはメンバーの決まったコドモ同士で行われるといった違いもある(半澤1980)。
しかし二つの遊びの間には、遊びの構造を決めている重要な要素において類似性が見出せる。どちらも相補的役割を定め、交代を定める規則がある。また枝引きずり遊びも鬼ごっこも規則によって、一対多という形式を遊びの全ての時点で生じさせ、サルもヒトも学習によってできるようになる。
こうしたことから、枝引きずり遊びは鬼ごっこの原形の起源と考えてよいだろう。


鬼ごっこが生成するメカニズム

餌付け集団では、人から与えられる高栄養の餌を食べることでエネルギー的に余裕があり、それによって出産率も上がり遊び相手になるコドモも多くなる。また餌場周辺にオトナが休息することが多くなり、コドモは連続して長い時間遊ぶことが可能になる。こうした事態は一般に野生の集団では生じない。この遊ぶためのエネルギーや遊び相手、時間など遊びを制限すると考えられる様々な要因のそれぞれに、ある程度余裕があることを「ゆとり」があると表現しよう。
ニホンザルでは、追いかけっこはどんな集団にも観察されるのに対し、枝引きずり遊びは、現在までのところ餌付け集団や飼育下の集団のコドモからのみ報告され、野生の集団からは報告がない[4]。こうしたことから、枝引きずり遊びは、ゆとりがある集団において単なる「追いかけっこ」に、物を媒介させ、相補的役割とその交代を定める規則をコドモたちが生み出し、受け継いだものと考えられるのである。逆にこうした生成が可能になるためには、ゆとりのあることが必要であるのだろう。
鬼ごっこの原形も似たようなメカニズムで、それぞれのゆとりのある集団において自然に発生したのではあるまいか。ゆとりは、全てのニホンザルやその他の霊長類に常にあるとはもちろんいえないが、ヒトの場合、どんな社会にも認められるといってよいだろう。追いかけっこはヒトに生得的な遊びとして用意されており、ゆとりがあれば、ニホンザルの事例からも分かる通り、追いかけっこが持続的に可能になる規則がコドモの集団内に生み出されうるのではなかろうか[5]


結論

なぜ世界中の子供たちは鬼ごっこをするのだろう。筆者の考えは次のようになる。ニホンザルのコドモの枝引きずり遊びにも規則が生じていると考えられることから、鬼ごっこの原形の起源はヒトとニホンザルの共通祖先以前にまで遡れるほど古い。ゆとりのある集団のコドモたちの追いかけっこは、サルでもヒトでもそれを規則のあるものに発展すると考えられるのである。原形における役割のそれぞれ(追い手/逃げ手)に対して、言語的、象徴的な意味(鬼/子)を付与するということが生じたのはヒトという種が起源して以降のことであり、その後各地で様々なヴァリエーションが生じ現在の世界的分布が保たれている。
怖い鬼を追うといった大人の行事を子供が真似たのが鬼ごっこの起源であるとする説がある(酒井1935、柳田1976)が、むしろ鬼なる概念が生じるはるか昔から鬼ごっこを子供たちは楽しんでおり、その役割の一方に鬼の概念を外挿した、というのが日本における鬼ごっこの起源の実情であろう。
本エッセイではあえて「生物学主義」的な立場をとったが、こうした視点でコドモを見ることで、人類の遠い祖先たちのコドモたちが鬼ごっこをして遊んでいる様子を想像することができる。これは楽しい想像ではあるまいか。

[1]英語のtagに相当する遊び。米イェール大学が提供している多くの人類社会のさまざまな情報に関するデータベース、「人類関係地域ファイル(HRAF)」を用いて調べても、「鬼ごっこ(tag)」が世界中の極めて広範な地域に見出される遊びであることが確かめられる
[2]嵐山モンキーパークいわたやまには2004年夏現在、約157頭のサルが餌付けされており、うち26頭が1歳から3歳のコドモである
[3]ニホンザルのコドモの「枝引きずり遊び」やその他の社会的遊び(「追いかけっこ」、「取っ組み合い」など)の動画を、日本動物行動学会が提供している「動物行動の映像データベース(MOMO)」(http://www.momo-p.com/)から参照できる
[4]現在までに枝引きずり遊びが観察されている嵐山E群以外の集団として、餌付け群の大分県高崎山群(伊谷1954)、同じく餌付け群の宮崎県幸島主群(筆者観察)、飼育群である愛知県日本モンキーセンターのヤクザル群(J.B. Leca私信)などが挙げられる。一方、枝引きずり遊びが「観察されない」群れの存在を確かめることは非常に困難な作業であり、現在も調査を継続中である
[5]この推論からは、ヒトの場合でもゆとりのない子供の集団では、鬼ごっこが生じないだろうという予測が導かれるが、こうした問題の検証は今後の課題である

参考文献
青柳まちこ 1977 『「遊び」の文化人類学』 講談社現代新書
伊谷純一郎 1954 『高崎山のサル』 日本動物記2 今西錦司編 光文社
大林太良、岸野雄三、寒川恒夫、山下晋司編 1998 『民族遊戯大事典』 大修館書店
折口信夫 2000 「鬼と山人と」 『鬼』 小松和彦編 河出書房新社
神田英雄 1991 「追いかけ遊びからオニごっこへ」 『遊びの発達心理学』 山崎愛世心理科学研究会編著 萌文社
小松茂美編 1987 『鳥獣人物戯画』 日本の絵巻6 小松茂美編 中央公論社
酒井欣 1935 『日本遊戯史』 建設社
早木仁成 1990 『チンパンジーのなかのヒト』 ポピュラー ・サイエンス 裳華房
半澤敏郎 1980 『童遊文化史 考現に基づく考証的研究』 第一巻 東京書籍
ヨハン ・ホイジンガ 1938 『ホモ ・ルーデンス 人類文化と遊戯』 高橋英夫訳 中央公論社
松浦政泰編 1907 『世界遊戯法大全』 博文館
森洋子 1989 『ブリューゲルの「子供の遊戯」:遊びの図象学』 未来社
柳田国男 1976 『こども風土記 母の手毬歌』 岩波文庫
Brown, Donald E., 1991 "Human Universals", McGraw-Hill
Fagen, Robert, 1981 "Animal Play Behavior", Oxford University Press
Symons, Donald, 1978 "Play and Aggression", Columbia University Press


イメージと現実
国連を正しく
理解しよう
世界の国々
プークと世界へ
文明間の
対話って何
模擬国連委員会への
リンク
描いてみよう
Cyber School Bus
国連発見[PDF]
クイズ
作文コンクール
小型武器と
ネルソン君物語
国連の基礎知識
(パワーポイント版)
国連ツアー案内
国連バーチャル・ツアー
国連をどのように教えるか
in 鳥取[PDF]
このコンテンツは先生方にお勧めします。
国連をどのように教えるか
in 徳島[PDF]
このコンテンツは先生方にお勧めします。
人権を教える[PDF]このコンテンツは先生方にお勧めします。
模擬国連全米大会
貧困を教えるこのコンテンツは先生方にお勧めします。
軍縮による平和と安全
(パワーポイント版)
国際淡水年2003
国連識字の10年
人権を教える[PDF]
小中高校向けの実践活動
このコンテンツは先生方にお勧めします。
国連が世界を変える
60の方法[PDF]
国連への手引き
国連をどのように教えるか
in 福岡[PDF]
このコンテンツは先生方にお勧めします。
みんなの国連


キッズコーナー
「開発途上国」とよばれる国が、世界には約160カ国あります。
「安心して飲める水がない」「子どもを学校に行かせられない」「病気で亡くなる人が多い」など、「開発途上国」では、多くの問題が人々を苦しめています。世界各国は、力を合わせてその解決のために努力していかなければなりません。
このコーナーでは、ビデオや写真などで「途上国の問題」や「私たちの生活と関係している途上国」、そして「JICAの活動」などを紹介しています

調べ学習コンテスト「エコキッズ2011」に、「国際森林年特別賞」・「国連生物多様性の10年特別賞」の2つの特別賞が新設

本年6月20日にNTTレゾナント株式会社が開催を発表した全国小学生環境学習コンテスト「エコキッズ2011」に、これまでの「個人賞」、「学校・団体賞」に加えて、新たな共催・後援・協力団体()のもと「国際森林年特別賞」、「国連生物多様性の10年特別賞」の二つの特別賞が新設されることになりました。
「エコキッズ2011」とは、全国の小学生(3年生〜6年生)を対象とし、「地球環境問題の現状を知り、独自の意見を持ってもらうこと」を目的として「緑のgoo()」などを活用した調べ学習の成果作品を応募するコンテストです。
「国際森林年特別賞」は、国際森林年の趣旨に沿い、森づくりの循環を再生することで豊かな森を守り育てていくために、一人ひとりができることについて調べ、まとめられている作品に対して表彰します。「国連生物多様性の10年特別賞」は、国連生物多様性の10年の趣旨に沿い、生物多様性の保全・再生に向けて一人ひとりができる活動について調べ、まとめられている作品に対して表彰します。
また、今回調べ学習を円滑に進めていただくために、教材用webページも準備しました。
(*1) 本コンテストの共催として、公益社団法人国土緑化推進機構に加え、「生物多様性と子どもの森」キャンペーン実行委員会が新たに参加します。
また、後援として、全国連合小学校長会、全国市町村教育委員会連合会、全国小中学校環境教育研究会に加え、この度、環境省、林野庁、公益財団法人オイスカ、NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク、一般社団法人CEPAジャパン、全国森林インストラクター会、社団法人全国森林レクリエーション協会、公益社団法人日本環境教育フォーラム、財団法人日本環境協会、財団法人日本生態系協会の各団体が、特別協力として、国際森林年国内委員会事務局が新たに加わりました。

(*2)「緑のgoo」は、2007年から続いている国内初の環境貢献型サービスです。NTTレゾナントは、ユーザが「緑のgoo」を利用することで得た収益の一部を環境保護団体に寄付します。ユーザは、「緑のgoo」を使うことで、環境保護活動のサポートができます。現在は、公益社団法人国土緑化推進機構「緑の募金」を通して、東日本大震災復興に向けた森林整備や緑化、間伐材利用等の取り組みに寄付しています。



1.「エコキッズ2011」について

「エコキッズ2011」とは、小学生(3年生〜6年生)を対象に、環境問題の現状をより深く知り、独自の意見を持ってもらうことを目的に開催します。コンテストへの参加を通じて、子どもたちの環境問題への意識を高めるとともに、インターネットなどを活用した調べ学習への取り組みを推進することも目的としています。
また、2011年は「国際森林年」であり、また「国連生物多様性の10年」のキックオフの年でもあることから、本年を契機に、子どもたちが「森林づくりの循環」や「生物多様性保全」の重要性への関心を高め、また、本コンテストを通じて、森林をはじめとした地球上のさまざまな生態系の保全・再生活動への参加や、持続可能な生態系管理・利用に貢献することの大切さについて理解を深めてもらうことを期待しています。


2.「エコキッズ2011」実施概要

募集対象者:  全国の小学生 3年生〜6年生
※上記以外の応援参加(表彰の対象外)も受け付けます

募集内容:  「地球環境についての調べ学習レポート」
『総合的な学習の時間』や『夏休みの自由研究』で環境をテーマにした調べ学習の成果作品
※本コンテストでは、調べ学習に利用するインターネットコンテンツとして「緑のgoo」(http://green.goo.ne.jp/)及び「キッズgoo」(http://kids.goo.ne.jp/)を推奨しています。
※ 国際森林年特別賞用に教材webページを準備しました。
http://green.goo.ne.jp/ecokids2011/forest.html

受け付け対象となる作品:
?調べ学習レポート(コンテスト用に作成したワークシートを使用)
?『作文・感想文』、『観察日記・絵日記』
?壁新聞

応募締切:  2011年11月1日(火)当日消印有効

応募方法:  下記「エコキッズ2011事務局」までお送りください。

「エコキッズ2011事務局」
〒105-0011 東京都港区芝公園1-3-8 苔香園ビル5F

発表:     エコキッズ2011ホームページ
http://green.goo.ne.jp/ecokids2011/
エコプロダクツ展2011(2011年12月15日〜17日東京ビッグサイトにて開催)
「NTTレゾナントブース」設置のテレビモニターで授賞作品を映像で紹介
及び国際森林年記念「森林からはじまるエコライフ展」内の「「生物多様性と子どもの森」キャンペーン実行委員会」ブース等にて紹介

表彰:     最優秀賞、「国際森林年特別賞」、「国連生物多様性の10年特別賞」は、エコプロダクツ展2011で表彰式を行い、表彰する予定です。
※旅費は主催者が負担します。負担内容は規定によります。


3.賞と商品

個人賞:
?最優秀賞 1作品(賞状、トロフィー、図書カード3万円)
?優秀賞 1作品(賞状、トロフィー、図書カード1万円)
?準優秀賞 20作品(賞状、図書カード5千円)

学校・団体賞:
?最優秀学校奨励賞 1校(賞状、トロフィー、図書カード1万円)
?学校奨励賞 2校(賞状、たて、図書カード5千円)

国際森林年特別賞(新設):
?林野庁長官賞 1作品(賞状、トロフィー、図書カード2万円)
?国土緑化推進機構理事長賞 1作品(賞状、トロフィー、図書カード1万円)

国連生物多様性の10年特別賞(新設):
?最環境大臣賞 1作品(賞状、トロフィー、図書カード2万円)
?「生物多様性と子どもの森」キャンペーン実行委員長賞 1作品(賞状、トロフィー、図書カード1万円)


4.「エコキッズ2011」実施体制

主催: 緑のgoo(http://green.goo.ne.jp/)
共催: 公益社団法人国土緑化推進機構、「生物多様性と子どもの森」キャンペーン実行委員会()、キッズgoo()(http://kids.goo.ne.jp/)
後援: 環境省、林野庁、公益財団法人オイスカ、NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク、一般社団法人CEPA ジャパン、全国市町村教育委員会連合会、全国小中学校環境教育研究会、全国森林インストラクター会、社団法人全国森林レクリエーション協会、全国連合小学校校長会、公益社団法人日本環境教育フォーラム、財団法人日本環境協会、財団法人日本生態系協会
特別協力: 国際森林年国内委員会事務局
企画協力: 日本教育新聞社

(*3)「生物多様性と子どもの森」キャンペーン実行委員会は、「国連生物多様性の10年」を迎えるにあたり、子どもたちのグリーンウェイブなどの生物多様性保全活動を推進するため、『子どもたちが「木を植え、育てる」ことを通して、自然の恵みに支えられた暮らしに感謝する心を育み、災害に強く持続可能な営みを学べる仕組みづくり』を目標として国内外で森づくり等を行っている青少年団体や指導者団体により結成された実行委員会です。(http://www.greenwave-net.com/)

(*4)平成13年7月に開設した「キッズgoo」は、「子ども向けウェブ検索サービス」と子どもの好奇心をくすぐる学習・エンタメ「コンテンツ」の提供により、国内有数の“小学生向け ポータルサイト”として好評を得ています。 閲覧内容の安全性に配慮し、安全と思われるページのみを表示する、独自のプログラミングによるフィルタリング機能を取り入れたウェブ検索サービスや、ウェ ブページに自動的にふりがな(ルビ)を振る機能など、子どもたちが利用するインターネットの玄関として安心・安全なサービスを提供しています。


5.その他

今回の応募作品を「環境学習」の参考作品として「緑のgoo」のサイト上に掲載していく予定です。なお「エコキッズ」は、本年が2回目の実施となり、昨年実施しました第1回では、合計1053点の応募がありました。
前回の応募作品はhttp://green.goo.ne.jp/ecokids2011/2010.htmlより閲覧可能です。


(前回応募作品イメージ)


寺子屋運動ってどんな活動?
一杯のスプーン
なぜ寺子屋運動が必要なの?
活動報告
スタディツアー
募金をする
最新情報
資料請求
よくある質問
お問い合わせ


寺子屋ムービー

D-PROJECT
寺子屋運動ってどんな活動?

世界中のすべての人が、読み書きや計算を学べるように、教育のチャンスを支援する運動です。
世界には、働かなければならなかったり学校が近くになかったりして、学校に行けない子どもが、7,200万人もいます。そして学校に行けずに大人になり、文字の読み書きができない人が7億5,900万人もいます。世界寺子屋運動は、このような子どもたちや大人が「学びの場=寺子屋」で読み書きや算数を学べるように、教育の機会を提供する運動です。国連はUNESCOの主導により「国連識字の10年」(2002年~2013年)を定め、すべての子どもたちが学校に通えるようになることや、成人女性の識字率が向上することを目標としています。皆さんも、世界のいろいろな子どもたちの生活について考えて みませんか?日本ユネスコ協会連盟では、皆さまからのご協力(募金や書きそんじハガキの回収)をお待ちしています。

寺子屋ムービー

一杯のスプーン
発展途上国の寺子屋で学ぶ子どもたちや、都市スラムで生活する子どもたちを対象にした給食・栄養プログラムの実施や食糧、医療品の支援を行っています。
※「一杯のスプーン」は、作家・犬養道子さんの呼びかけによって、1974年に始まった国際協力活動です。

JIFFカブール病院(アフガニスタン)に子どもたちへの緊急医薬品と食料支援、また国際仏教協会(ネパール)に医療品と食料支援を行っています。



国際ボランティア連絡会議
コソボ独立3度目のクリスマス。
難民の子どもたちへクリスマスギフトを。
更新:2010年11月17日

「コソボ独立後3度目の『1月のクリスマス』。難民の子どもたちへクリスマスプレゼントを!」-20度の厳冬下のセルビア、凍える子どもたち。1000円のプレゼントで、ささやかな夢を!
身近にある「テレカ」「商品券」「金券」「図書券」「外貨」「デジタルカメラ」で。
いま、私たちにできる支援があります!



<緊 急 告 知 ・ 募 集 !!>
【12月下旬~年末年始、イースター期など
コソボ、セルビアでのプロジェクトインターン、フィールドリサーチ参加者募集!!】


【↓募集要項はこちら↓】
○コソボ、セルビア「難民・避難民、子ども、障害者」支援インターン募集【募集要項】


【キャンペーンの背景と趣旨】
クリスマスと言えば12月25日と皆さん思っていませんか?

世界には新年1月7日にクリスマスを祝うキリスト教徒もいるのをご存じですか。

例えばロシア、ギリシャ、ブルガリア、ウクライナのキリスト教徒。そして旧ユーゴスラビアのセルビア人などもそうです。
1月7日にクリスマスを祝うのは、いわゆる東方正教=オーソドックスと呼ばれるキリスト教徒。東方正教が使っている暦(こよみ)はグレゴリオ暦と呼ばれ、キリストの降誕の日が2週間ずれます。

 1990年代に、社会主義体制崩壊後に紛争が絶えなかった旧ユーゴスラビア。そのコソボ紛争終結から11年半。
独立後も揺れるコソボから逃れたセルビア系住民約20万人余は、まだ帰還のめどもたちません。

2011年1月のクリスマスは、コソボ独立後3度目。そして避難後12回目。
極寒な中、燃料用の薪さえも不自由な避難生活と貧困の中では、キリスト教徒最大の行事もささやかにならざるを得ません。
特に子どもたちは、時として-20度になる寒空の中で凍えながらクリスマスを迎えます。
(難民キャンプと子どもたちの様子は、こちらの写真ギャラリーをご覧ください。)

国際ボランティア連絡会議では、セルビア系難民への支援を2000年から現在まで継続し、10ヶ所以上の難民・避難民キャンプで2005年から「1月のクリスマスプレゼント支援」を行ってきました。

そのノウハウを最大限に活用し、今年は規模を拡大し、より多くの子どもたちにクリスマスプレゼントという形で、避難生活10年を超えストレスの限界に近づいている難民の家族にささやかな心のケアを行います。

遠く日本から「皆さんを忘れない!」というメッセージを家族と子どもたちに届けます。
皆さんから託された支援金をもとに、日本人ボランティアによる直接現地支援を2011年1月に実施します。 


【支援先】
・セルビア(コソボを含む)の国内避難民(IDP)の子どもたちへのクリスマスプレゼントと生活支援物資支援資金とします。

【支援目標(450万円)】
・クリスマスプレゼント(ひとり2000円×1000人 200万円)
・燃料用薪、衛生用品、食料など生活物資支援(1家庭5000円×500家庭 250万円)

【キャンペーン締め切り】
2011年1月10日
(これ以降1月末日までに届いた支援はおおむね2月下旬に、2月末日までに届いた支援はおおむね3月上旬に現地の難民の生活支援<食料、衣料、燃料用薪、生活用品、衛生用品など>、子どもたちの教育支援<教育関連物資の提供>などに役立てられます。)

【キャンペーン支援の方法】
皆さんの自宅に眠っている以下のようなテレフォンカードや金券類、外貨、使わなくなったデジタルカメラ、現金などをお寄せください。身近に眠っているものを使って、現地支援が可能です。
お寄せいただいた金券類や外貨は換金し、現金は直接活用し、日本人ボランティアを通じて、支援資金として活用します。

 ・「テレフォンカード」「図書券」「商品券類」「ビール券」「未使用のはがき、切手類」など
・「外貨」(紙幣を中心に、コインも受け付けます。外貨の種類は問いません。)
・つかわない「デジタルカメラ」(動かなくても大丈夫です。)
・「現金」(振り込みまたは現金書留など)
○支援送付先:〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-6-14-1102 国際ボランティア連絡会議
○子どもたちへの手書きメッセージも受け付けています。翻訳して子どもたちに届けます。
(郵便、電子メールのみ受付)
電子メール jniv@nifty.ne.jp


○現金による募金も受け付けます。金額は自由です。

【郵便振替】
口座番号 00180-9-114934 加入者名 国際ボランティア連絡会議

*最寄りの郵便局に備え付けの用紙があります。送金方法の不明な点は郵便局でお尋ねください。
*用紙の通信欄に「1月クリスマス」とお書き添えください。
*通信欄に子どもたちへのメッセージをお書き添えください。翻訳して子どもたちに手渡します。
*整理の都合上、できるだけ郵便振替で郵便局から送金をお願いします。または現金書留、郵便為替(かわせ)などをご利用ください。
特に銀行振り込み希望の方はご連絡ください。
お問い合わせは問い合わせフォームを利用するか、事務局(03-3824-4011 10am-8pm)に直接ご連絡ください。
連絡先:国際ボランティア連絡会議
住所:116-0013 荒川区西日暮里3-6-14-1102
電子メール: jniv@nifty.ne.jp
事務局携帯電話:090-4176-1065
ファクス:03-3824-7221
固定電話:03-3824-4011
■ 国際ボランティア連絡会議:
http://homepage3.nifty.com/jniv/


Speaking Out

【日本の子どもに対する教育事業:Speaking Out~みんなで話そう~】

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、SCJ)では、Speaking Out~みんなで話そう~プロジェクト(以下スピーキングアウト)を実施しています。スピーキングアウトは、日本の子どもに対する教育事業。当団体ボランティアとの協働のもと、学校や子どもの集まる様々な場所において、国際協力や子どもの権利をテーマに、国内外の子どもの声や事例、写真、ゲーム等を用いて、参加型プログラムを実施します。
スピーキングアウトに参加した子どもたちが、子どもの権利の視点を持ち、意見を表明していくことを目的としています。

セーブ・ザ・チルドレンUKの同事業を参考に開始した2003年から2007年までの4年間に、主に小・中・高校生を中心とするのべ約14000人以上の子どもたち、のべ約900名のボランティアがスピーキングアウトに参加しました。

現在スピーキングアウトは下記の3つのプログラムを展開しています。
Speaking Outに一緒に参加してみませんか?


【~知ることからはじめよう!~】

みんなで話そう Speaking Out Hi5プログラム子どもたちが国際協力活動について知るプログラムです。セーブ・ザ・チルドレンが制作したポスター教材"Hi5"を使用します。
→ Hi5プログラム詳細はこちら


【~伝えよう!自分のこと・世界のこと~】

Speaking Out みんなで話そう Child to Child プログラムセーブ・ザ・チルドレンが高校で連続したワークショップを実施し、子どもたちが子どもの権利を理解し、自分のこと・世界のことについて他の子どもたちに伝えていくプログラムです。
→ Child to Childプログラム詳細はこちら


【~伝えよう!た~くさんの人へ~】みんなで話そう Speaking Out Child to Public キャンペーン子どもたちが自分たちのメッセージを映像で発信するウェブキャンペーンです。
→ Child to Publicキャンペーン詳細はこちら

severnsuzuki


リオでの伝説のスピーチ

Severn Cullis-Suzuki(セヴァン・カリス=スズキ)
翻訳・佐藤万理、辻信一


こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼェーション)の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。あなたがた大人たちにも、ぜひ生き方をかえていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。

今日の私の話には、ウラもオモテもありません。なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけがちがうんですから。

私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。

太陽のもとにでるのが、私はこわい。オゾン層に穴があいたから。呼吸をすることさえこわい。空気にどんな毒が入っているかもしれないから。父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。それらは、もう永遠にもどってはこないんです。

私の世代には、夢があります。いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?あなたがたは、私ぐらいのとしの時に、そんなことを心配したことがありますか。

こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを。オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。

どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。

ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。そしてあなたがたのだれもが、だれかの子どもなんです。

私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ、実は3千万種類の生物からなる大家族です。国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私は恐い。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。

私の国でのむだ使いはたいへんなものです。買っては捨て、また買っては捨てています。それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。 カナダの私たちは十分な食物と水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。

2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。

「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」

家もなにもないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。

これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭をはなれません。どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドでこじきをしてたかもしれないんです。

もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどこのことを知っています。

学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、

* 争いをしないこと
* 話しあいで解決すること
* 他人を尊重すること
* ちらかしたら自分でかたずけること
* ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
* 分かちあうこと
* そして欲ばらないこと

ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。

なぜあなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。そしていったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子ども、つまり私たちのためです。あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。 親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子どもたちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。

父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。しかしあなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたがたはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、私はいわせてもらいたい。もしそのことばが本当なら、どうか、本当だということを行動でしめしてください。

最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。